データエンジニアに役立つ資格とは?
ビッグデータの分散処理を支援するOSS「Apache Hadoop」の商用ディストリビューションなどを手掛けるClouderaが運営しているデータエンジニアに役立つ資格が「CCPデータエンジニア認定試験」です。世界で通用する資格です。難易度はかなり高いのでしっかり勉強しなければ資格獲得は難しいかもしれません。また、出題はすべて英語で出されるので英語のスキルも必要です。出題される内容はデータエンジニアであれば知っていて当然といえる業務に必要なものばかりです。
「Professional Data Engineer」は、Googleが運営しているデータエンジニアの資格です。Google Cloud認定資格プログラムの一つでもあります。データを収集して蓄積し、分析する能力があるかを問われます。Googleが提供するサービス「Google Cloud Platform」を採用する企業が年々増えていますので、Googleが認定するこの資格を持っていれば自分の実力をアピールすることができます。出題内容は、データ処理システムの設計と開発に関することやデータベースの設計、構築、保守に関すること。ビジネスプロセスのモデリング。ネットワークやセキュリティなどのインフラに関する内容などです。データの可視化や機械学習なども問われることがあります。こちらは日本語で受験することができます。問題は50問で、試験時間は120分です。オンラインで模擬試験を受験することができるので試験対策にはもってこいです。この資格も難易度は高いです。すでにデータエンジニアとして仕事をしていてもなかなか合格できないといわれています。そのため、もしこの資格を持っていればどのプロジェクトでも通用する人材だとアピールすることができます。なお、資格の有効期限は2年間です。
統計の知識がなければデータ分析の業務はできません。データエンジニアにおいても必須な知識といえるでしょう。データサイエンティストを目指さないまでもこの統計検定の資格を持っていれば統計のスキルを高めることができ、スキルの幅が広がります。統計検定は、1級から4級まであるので自分のレベルに合わせて受験してみるとよいでしょう。データエンジニアの業務をするには2級以上持っていると心強いです。4級から順番にレベルアップしていくことも可能ですので、上記2つの資格に比べると気軽に受験することができると思います。
Pythonを使う仕事の一つがデータエンジニアですが、データエンジニアになるにはPython以外にも様々な知識が必要です。データ設計から開発構築、運用もデータエンジニアの業務範囲ですので、プログラミングスキル、データベース設計、インフラ・クラウドの知識と、幅広い分野に精通しなければならず、どれも習得の難易度が高いスキルばかりです。ここでは、データエンジニアが必ず習得しなければならない必須スキルを紹介します。
データエンジニアを目指すにあたり、気になるのは年収相場かと思います。ビッグデータの活用に注目が集まる中、専門性の高いデータエンジニアの需要は右肩上がりで、年収もシステムエンジニアの相場と比較して約1.5倍と国内では高水準です。ただし、海外水準と比較するとまだまだという現実は否めません。とはいえ、データエンジニアのニーズはますます高まることが予測され、年収相場もまだ上がる可能性はあります。また、フリーランスで稼ぐという道もあります。
Pythonを使うのはデータエンジニアだけではありません。Pythonは汎用性の高さが特徴で様々な開発に使われており、Pythonにできることはたくさんあります。まず、ライブラリの豊富さから「AI開発ならPython」といわれるほどAI開発に向いています。また、データ分析やマーケティング、情報収集のためのスクレイピングツール開発にもよく使われます。さらにサイト制作やアプリ開発、ゲーム開発にも採用されています。